ポグネー(POGNAE)の抱っこ紐 max FLOW Light を買いましたので、レビューします!
買うことにした経緯
娘が生まれる前に抱っこ紐はすでに買ってあったのですが、知識がなさすぎて適当に選んでしまったので、端的に言うと「娘の成長につれて買い替える必要が出てきた」ということになります。
今まで使っていた抱っこ紐ではキツくなってきた
今まで抱っこ紐はエルゴベビーのエンブレース ソフトエアというものを使っていました。新生児から12か月まで使えるもので、シンプルな構造で軽いのが特徴です。しかも安いんです!DADWAY公式のセールで6,600円で買いました!
ただ、軽さ重視でホールド力が弱かったのか、娘の体重が増えるにつれ、腰に負担がくるようになりました。夫は全然問題なかったそうで、私の骨盤の広がりがネックだったのかもしれません。娘が6か月くらいで私は10分ほど抱っこしているだけで腰が痛くて限界でした。まあ、公式でも「おうちでの使用におすすめ」となっているので、サブ抱っこ紐的な立ち位置の商品なのでしょうか。軽くて嵩張らないところは好きだったんですが。
娘の成長(腰が座ってきた&体重が増えた)
娘も生後6か月をすぎた頃から首も腰も安定して体幹がしっかりしてきたので「ちょっとの距離なら抱っこ紐じゃなくヒップシートで気軽に抱いて出歩けるんじゃないか?」思うことが増えました。ちょっとの距離って、素手で抱えていくには怖いけど、抱っこ紐を準備するのはめんどくさいんですよね…
あと、寝かしつけを素手抱っこでしていたのですが、娘の体重が7kgを超えた頃から素手抱っこでの寝かしつけが結構辛くなってきていて、「ヒップシートの上に乗せられれば楽に寝かしつけができるのでは?」と思っていました。
Youtubeでポグネーのヒップシートキャリアを見つける
今後、保育園の送迎で抱っこ紐を本格的に使うことになりそうだし、今の抱っこ紐が12か月までなので「それ以降でも使えるものが必要だな〜、今更だけどちゃんとした抱っこ紐買うか…」と探していたところ、Youtubeの抱っこ紐比較動画でポグネーの抱っこ紐&ヒップシートキャリアを見つけました。
ポグネーって何?
ポグネー(POGNAE)は抱っこ紐・ヒップシートを専門に扱っている韓国のメーカーで、日本では楽天市場に公式店舗があります。
そして現在販売されている商品は、オールメッシュ生地の「max FLOW」シリーズと撥水×メッシュ生地の「max」シリーズの2種類に分かれています。
さらに、それぞれのシリーズが
①抱っこ紐、②ヒップシート単体、③ヒップシートキャリア(ヒップシート+抱っこ紐)、④ベビーラップの4スタイルで使える「4 in 1」、
①抱っこ紐、②ヒップシート単体、③ヒップシートキャリア(ヒップシート+抱っこ紐)の3スタイルで使える「3 in 1(Light)」
などに分かれています!
ちょっとややこしいので表にまとめてみました。
4in1 | 3in1 | 2in1 | |
---|---|---|---|
オールメッシュ生地 | max FLOW (¥41,800) | max FLOW Light (¥38,500) | ー |
撥水×メッシュ生地 | max (¥38,720) | max Light (¥35,530) | max B (¥28,050) |
抱っこ紐 | ○ | ○ | × |
ヒップシート単体 | ○ | ○ | ○ |
ヒップシートキャリア | ○ | ○ | ○ |
ベビーラップ | ○ | × | × |
今回私が購入したのが、オールメッシュ生地の3in1「max FLOW Light」です。調べたところ、4か月頃から抱っこ紐として使用できるようです。
購入&開封
ポグネーは韓国の企業で、日本で取り扱っているお店が少ないのが難点です。
ただ、ミキハウスとコラボした商品もあり、ミキハウスやアカチャンホンポなどで試着できます。私もミキハウスコラボのものを試してみて、フィット感に満足したので購入することにしました。
ミキハウスコラボも超〜可愛いのですが、その分やはりお値段が張る…というのと、本家のシンプルなベージュも好きだったので、楽天公式で通常商品を購入しました。ちなみにリセールはミキハウスコラボの方が圧倒的に良いです。お財布に余裕がある方はミキハウスコラボもぜひご検討ください。可愛い〜!首のところがチェック柄になっているものもあります(そっちの方がさらに高い)。
楽天で注文してから1週間くらいで届いたかな?化粧箱はこんな感じです。
内容物はこんな感じ。きちんと日本語の取扱説明書が入っています。
ポグネーを選んだ理由と実際に良かったところ
買うことにした経緯と少し重複しますが、ポグネーのmax FLOW Lightを購入した理由と実際良かった点についてです。
以下、細かく説明していきます。
3パターンの使い方ができる
通常の抱っこ紐、ヒップシートキャリア(ヒップシート付き抱っこ紐)、ヒップシート単独の3パターンで使えるのが一番のメリットです。
パーツは主に、①キャリア上部、②抱っこ紐ベルト、③ヒップシート、④腰ベルトの4つあります。この組み合わせを変えることで、子供の成長やシチュエーションに応じて色々な使い方ができるのがメリットです。
キャリア上部のお腹側にチャックがついていて、用途に応じて付け替えることができます。
具体的には次のとおりの組み合わせが可能です。
④腰ベルトは1つしかないので、抱っこ紐とヒップシートを同時に使うことはできません(必ず腰ベルトを付け替える必要があります)。ただ、別売りで、腰ベルト単品での販売もありました。
身体が痛くない&安定感がある
家から駐車場に行く間などちょっとの移動に重宝しています。
腰ベルトには「4つのコルセットボーン」が入っているそうで、しっかりと安心感があります。もちろん長時間抱っこをしていれば疲れますが、腰が痛くて無理!というようなことはなくなりました。腰部分に限らず全体的に安定感があって、子供の首もいい具合にサポートしてくれるのが良いです。
また、ヒップシートキャリアとして使えば、普通の抱っこ紐以上に安定して抱っこできますし、ただのヒップシートとしても使いやすいです。
ヒップシートってコニーのグスケットとか、ヒップシート部分に荷物が入るやつとか、色んな商品がありますが、肩ベルトタイプだと自分の身体の片側に力が掛かって肩が痛くなるという口コミをそこそこ見かけたので、腰ベルトタイプにして良かったです。
ただ、ヒップシートをつけたまま子供を乗せずに歩くとかなりダサいので、そこが難点ですが…
メッシュ生地で涼しい
max FLOWは全面がメッシュ生地になっているので、風を通しやすくなっています。もちろん密着するお腹は暑くなってしまいますが、背中は熱がこもらず快適な気がします。この2024年の猛暑で頻繁に使いましたが、私の肩や腰が蒸れて不快になるようなことはありませんでした!
しかも背中の部分をファスナーで開けられるようになっているので、更に風通しを良くすることができます。ちなみに、暑すぎるときはここにハンカチなどに包んだ保冷剤を入れて冷やしてあげています。(非公式の使い方です。冷やしすぎにはご注意を!)
サイレントバックルが嬉しい
腰ベルトには「サイレントバックル」が採用されていて静かに外すことができます。寝かしつけた後に音を気にせず外せるのは地味ながら大きなメリットです。
例えばヒップシートを使う場合、③ヒップシートに④腰ベルトを装着して使うのですが、画像を見ていただくと分かるように、④腰ベルトの片側はマジックテープ、もう一方の片側はバックル(2つ)がついています。(抱っこ紐の場合は②抱っこ紐ベルトに④腰ベルトを装着します。)
身体から外すときは腰ベルトのマジックテープを「ベリベリ」と剥がすわけではなく、2つのバックルでそっと外せるので、音が全然しません。(言葉で説明するのがちょっと難しい…)
背中のバックルがマグネットで留めやすい
抱っこ紐の背中のバックルって身体が固いと付けづらいと思うんですが、ポグネーのmax FLOWはバックルがマグネット式になっているので割と簡単につけ外しできます。
ちなみにmax FLOWだけの機能で、maxの場合は普通のバックルになっているのでご注意ください!
こちらがmax FLOWで、
こちらがmaxです。
スマホからだと写真小さくてちょっと分かりづらいかな。FLOWは磁石なんですが、maxは普通の「カチッ」と留めるタイプのバックルです。
ただやっぱり、バックルが体の前側についている抱っこ紐と比べると脱着しやすさは劣るかと思います。私は身体が固いので、一番上に調節した状態でギリギリ手が届く感じです。
見た目が好み
これは完全に好みの問題ですが、柔らかな色合いとデザインに惹かれました。
いくつか人気商品の写真を載せておきます。ポグネーは色味が好きです。(これ以外の色も有)
軽い
公式情報が見つからなかったのですが、抱っこ紐として使用した場合約800gとなっています。
子供の体重をどれだけ分散できるかとか、抱っこ紐の構造によって感じる重さは全然変わってくるので一概に軽ければいいというわけではありませんが、ほかの抱っこ紐と比べて軽いのは確かです。
参考:人気抱っこ紐との比較
ポグネー max FLOW | エルゴベビー オムニブリーズ | ベビービョルン ハーモニー | サイベックス コヤ キャリア | |
---|---|---|---|---|
年齢 | 3,4か月~36か月 | 0か月~48か月 | 0か月~36か月 | 0か月~36か月 |
体重 | ~20kg | 3.2kg~20.4kg | 3.2kg~15kg | 3.2kg~15kg |
本体重量 | 約800g | 850g | 約892g | 約1kg |
定価 | \38,500 | ¥33,990 | \31,900 | ¥34,650 |
特徴 | ・ヒップシートやヒップシートキャリアとしても使用可能 | ・肌ざわりと通気性を両立したメッシュ素材を採用 ・人間工学に基づいた設計 | ・両手で包むような設計 ・穴が大いメッシュ素材を採用したエアスルー構造 ・フロントバックル構造 | ・独自のカッティングパターンで、体重を効果的に分散 ・コンパクトに収納可能 |
※「特徴」は各公式サイトから適宜抜粋
悪かったところ
SGマークがついていない
SGマーク(Safe Goods Mark)とは、財団法人 製品安全協会が定める安全基準に適合した商品の証です。しかも、製品の欠陥による事故があった場合に治療費等の賠償まで行われる安心な制度です。ベビー用品や福祉用具、自転車やスポーツ用品などが対象になっています。
抱っこ紐については、赤ちゃんの身体が落下しづらい構造になっているか、強度がしっかりしているかなどの基準があるようなのですが、どうやらポグネーのmax FLOWはこのSGマークの認証を受けていないようです。公式サイトや取扱説明書を確認しましたが、残念ながら記載がありませんでした。
一応韓国の安全基準である自律安全認証テストには合格しているようなので、特別心配するほどではないと思いますが、少し気になるところです。
ちなみにミキハウスコラボモデルや旧モデル?の「NO5neo」はSGマークの認証を受けているようです。max FLOWが認証を受けていないのは単に合格しないからではなく、認証にコストがかかるとかなのでしょうか??
ファスナーのつけ外しが大変
①キャリア上部と②抱っこ紐ベルトまたは③ヒップシートを繋げるときは、下の写真のようにファスナーで留めます。ここが少し硬めなので、つけ外しするのが少し面倒です。
抱っこ紐とヒップシート単体として使う場合は、ここを付け替える必要がないので全く問題ないですが、抱っこ紐とヒップシートキャリアを併用する場合(例えば普段はヒップシートキャリアとして使うけど、荷物を減らしたいときは抱っこ紐にするとか)や、ヒップシートキャリアとヒップシート単体を併用する場合はこのファスナーでのつけ外しが必要になってきます。
腰のポケットが邪魔になる
抱っこ紐ベルトとヒップシートにはスマホなどが入れられるファスナー式ワイドポケットがついています。便利ではあるのですが、腰ベルトから少し出っ張っているのもあってか、子供を乗せるときに脚が引っかかることがあります。
ここ、脱着できれば便利だな〜と思います。
下の写真はポケットティッシュを2つ入れたところです。大まかな採寸ですが、高さ約10cm×幅約16cm×マチ最大約5cmくらいです。大き目のスマホだと少し厳しいかもしれません。
試していませんが、iPhone 16だとギリギリ、iPhone 16 Plusは長さが16cm以上あるので入らなそうです。
コンパクトじゃない
コンパクトにならないので、結構かさばります。多分他の抱っこ紐もそうだと思うので、致し方ない部分ですね。
特に、ヒップシートは中に発泡スチロールのような素材が詰まっているので、結構場所を取ります。ベビーカーの荷物カゴに入れてもそこそこ存在感があります。
公式の説明によると軽さを重視したためとのことで、一長一短かと思います。
腰の負担を少しでも減らせないかと、重いアルミやプラスチックを使用せず、特別に作られた軽量且つ丈夫な無毒性EPPフォームを採用しました。だからポグネーのヒップシートはあえて収納しない仕様なのです。(公式楽天市場から引用)
赤ちゃんを乗せずにヒップシートをつけて歩いてると、見た目的にかなりカッコ悪いです(仕方ない)。ヒップシートには中が収納になっていたり、折りたたんで小さくできるものもあるので、そういう商品と迷ったんですが、それはそれで「肩に負担がかかって痛い」というレビューもよく見るので、一長一短ですかね。
まとめ
おしゃれな見た目で様々な使い方ができる抱っこ紐です。
まだ娘が9か月なので、今後歩くようになったりもっと体重が増えてきたらどうなるか分からない部分もありますが、暑い夏を乗り越えた今の感想としては、買って正解だったと思っています。特に全面メッシュで蒸れにくいところが一番気に入りました。
SGマークの認証がないことが気がかりではありますが、おしゃれな抱っこ紐&ヒップシートをお探しの方はぜひご検討ください!
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