さいたま市の産後ケア事業について①〜大まかな内容編〜

妊娠・出産

これから親になる皆さん、「産後ケア事業」はご存知でしょうか?興味があってもなくても、ぜひ知っておいていただきたいサービスです!

そもそも産後ケア事業ってなんなの?

「産後ケア」とは、出産後のママ・パパのために、育児の支援や心身のケアをしてくれるサポートのことです。 近頃は核家族化などが進み、産後ボロボロの身体でワンオペ育児を余儀なくされたり、産後すぐ職場復帰せざるを得なかったりするお母さんも少なくありません。

そんな時にぜひ利用してもらいたいのが自治体が行なっている「産後ケア事業」。助産師さんに育児に関するアドバイスをもらえたり、医院や助産院に宿泊してゆっくり過ごしたりすることができるサービスです。

私も利用しましたが、育児の息抜きになって本当に助かりました!

自治体によって内容が異なるので、「◯◯市(自分の住んでいる自治体) 産後ケア」などで調べてみてくださいね。

私はさいたま市在住なので、以下はさいたま市の産後ケア事業について解説していきます。

さいたま市の産後ケア事業の内容は?

種類

まず、さいたま市の産後ケアは以下の4つです。

種類期間概要利用時間食事
訪問型(早期)生後28日以内助産師が来てくれる90分なし
訪問型(あんしん)4か月未満助産師が来てくれる60分なし
デイサービス型最大1歳未満※助産院などに行く10時~16時昼食あり
宿泊型最大1歳未満※助産院などに泊まる初日10時~最終日16時朝昼夕食あり
※施設によって利用できる月齢が異なります。

これらの産後ケアを一回の出産につき合計で7回まで利用することができます!
上にも書いた通り、デイサービスと宿泊型は、いつまで利用できるかは施設によります。最大で1歳未満までは可能なのですが、人見知りが始まる前の生後4ヶ月未満までとしているところも多いので、事前に確認するようにしましょう。

私がお世話になっている助産院は人見知りが始まっていなければ4ヶ月以降でもOKとのことでした。疑問があれば施設に直接問い合わせてみて!

産後ケアで受けられる主なサービス

以下が受けられる主なサービスです。

【お母さんのケア】
・産後の健康管理及び生活面の相談・指導
・乳房ケアへの助言
・乳房マッサージ〔訪問型(あんしん)は✕〕
・休息の確保、児の預かり〔訪問型(早期・あんしん)は✕〕
【育児指導・相談】
・授乳の育児指導
・沐浴の育児指導
・実技を含む沐浴指導〔訪問型(あんしん)は✕〕
【赤ちゃんのケア】
・赤ちゃんの発育・発達の確認、相談など。

訪問/デイサービス/宿泊は、それぞれ上のサービスの中から利用できるものに差があります。
以下表にまとめたのでご確認ください。

種類相談・指導乳房マッサージ沐浴の実技預かり発育・発達確認
訪問型(早期)
訪問型(あんしん)
デイサービス型
宿泊型
※令和6年5月現在

料金について

産後ケアは全7回利用できます。クーポンを利用すればそのうち5回まではさらに安い料金(減免料金)で利用することができます。

この減免料金は2024年4月から始まったそうです。

クーポンは産後ケアの申請後に家に届くので、まずは申請をしてくださいね!

申請の仕方は次の記事で解説しています。

我が家に届いたクーポン券はこちら

例えば、とある助産院では、自費でデイサービスを利用すると15,300円かかりますが、産後ケア事業を使えば5,000円、更に減免のクーポン券を使えば2,500円になります。安い!

表にすると以下のとおりです。

区分クーポン券で減免(割引)を受けた場合減免(割引)を受けない場合
訪問型(早期)1,350円2,700円
訪問型(あんしん)220円450円
デイサービス型2,500円5,000円
宿泊型4,300円6,800円
※住民税非課税世帯と生活保護世帯は料金が異なります。

誰が使える?

さいたま市のホームページでは次のように書かれていますが…

産後ケア事業利用時にさいたま市に住所があるお母さんと赤ちゃんで、次の1.2.いずれにも該当する方(医療行為が必要な方は利用できません)
1.ご家族等から育児などの支援を十分に受けられない方(例:出産後、自宅に帰っても手伝ってくれる人がいなくて不安)
2.産後に、心身の不調や育児不安などがある方(例:お産と育児の疲れから体調がよくない、赤ちゃんのお世話の仕方や生活リズムが分からないなど)

助産師さんの1ヶ月訪問の際に聞いてみたところ、「1や2は気にせず使っていいよ!」とのことでした。オフレコかもしれませんが、実質どんなお母さんでも利用できると考えてOKだと思います

私は夫も育休を取っていたし、辛いなりになんとかやれていたので利用をためらっていたのですが、助産師さんからどんどん使って!と言われました。ありがたすぎる…!

まとめ

日々育児で疲れているママパパには本当にありがたいサービスですね。

産後ケアを利用できるのは最大1歳未満と限られた期間なので、興味がある方はぜひ早めに計画・検討しておくことをおすすめします。

次の記事では、産後ケア事業の申請方法などについて説明していきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました