1月生まれの娘を0歳7か月で保育園に入れました。9月途中入園です。
入園時期や園の選び方など、迷った・悩んだポイントが沢山ありますので、保活する皆さんの参考になればと思い、経験談をまとめました。
この記事では、「いつ入園するか」で悩んだお話をしようと思います。
※あくまでも経験談ですので、間違いなどあるかもしれませんがご容赦ください。あと、4月入園と途中入園だと異なる部分も色々あるかもしれないので、必ず区役所などに確認して手続きを進めてくださいね!
「さいたま市の保育コンシェルジュを利用してみた!」の記事はこちら
はじめに
まずは、我が家のメンバーを紹介します。
さいたま市内在住
私:無職(当初は1年間の育休予定→4月に失業→職が見つかる)
夫:フルタイム会社員(10月31日まで育児休業予定)
子:2024年1月生まれの0歳
両親、義両親:別居
私の状況がややこしいのですが、そこは一旦置いておいてこんなスケジュールで進めていきました。
妊娠中:保活についてぼんやり検討
1月:子、誕生
(体調不良もあり、保活の検討は後回しに…)
5月:保活について本格的に検討開始、保育コンシェルジュへ最初の相談
6月:保育園見学開始(~7月)
8月:入園申込み→入園決定
9月:入園
妊娠中から0歳4月入園は考えておらず悠長に構えていたのですが、産後無職になってしまい、産後の体調不良が落ち着いてきた5月辺りからさすがにヤバいと思い、本格的に検討し始めました。
さいたま市のように保活が必須な地域では妊娠中から取り組まれる人も多いと思います。我が家は結構遅い方だと思いますが、参考になると嬉しいです。
さいたま市の保活事情ってどうなってるの?
手始めに、さいたま市の保活状況から調べてみました。
保育園は4月に入園するのが基本です。4月入園の場合、一般的には前年の秋くらいから入園の申し込みが始まります。
さいたま市では、毎年10月頃に「保育施設利用のてびき」が公表されて申し込みの受付が始まります。その後、さいたま市で一括して入園の調整が行われ、2月頃に入園可否の通知が来るスケジュールになっています。
保育園の入園は、1歳になり離乳がひと段落した次の4月からが一つの目安になります(1歳4月入園)。ただ、確実に入園させるために0歳児のうちに入園させる人も多く、その子たちが翌年の1歳クラスに持ち上がって定員を埋める傾向があるようです。なので、1歳4月入園を目指す場合は残った枠の取り合いになります。
よく「1歳4月入園は難しい」と言われるのは、こういう背景なんですね。
え?でもさいたま市って待機児童ゼロじゃなかったっけ?昔より良くなってるんだよね?と思った方もいらっしゃるかと思います。私も最初はそう思っていました。
下の図のように、確かにさいたま市では令和4年(2022年)から待機児童0人が続いています。施設も定員も結構増えてますね。
でもこの待機児童という言葉には、「希望の認可園に入れないから泣く泣く認可外の保育施設に入れている人」や「確かに空きがある園はあるけど、通わせるには遠すぎるから諦めて自宅保育を続けざるを得ない人」などは含まれていません。そういう人たちを利用保留児童というそうです。
そして利用保留児童がどれくらいいるかというと、合計で1,506人!そのうち1歳児が一番多くて809人もいます。つまり、1歳以降に入園させようとすると希望の園には全然入れられない!なんてことも……。なので多くの方が0歳児入園を目指しているようです。
せめて1歳までは一緒に過ごしたいと思う親御さんも多いと思いますが、なかなか厳しい現状です。
早生まれ、保活不利問題
そしてさらに困るのが早生まれの場合です。娘は1月生まれです。
早生まれって0歳で4月に入園できるの?
一般的に、保育園に一番入園しやすいのは枠が一番空いている「0歳4月入園」です。例えば4月生まれの子は、生まれた翌年の4月1日もまだ0歳11か月のため、0歳4月入園が可能です。
しかし、保育園は最短でも生後57日以降でないと預けられないことになっているので、2月4日以降に生まれた子はそもそも0歳4月入園ができません。また、園によっては生後半年以降でないと預かりをしないところもあります。
ちなみに、2月3日より前に生まれた子であれば0歳4月入園は可能ですが、その場合は妊娠中の身体で保育園見学をし、園を決め、臨月の時に書類を揃えて役所に提出し、産後身体に痛みが残る状態で慣らし保育をしていくことになります。これをやってのけるお母さん方は本当にすごいです!!
うちの子は1月生まれなので0歳4月入園も可能だったのですが、4月時点ではまだ生後2か月と低月齢のため、妊娠中から0歳4月入園はほぼ頭にありませんでした。
(園見学をしていると生後4ヶ月以下の低月齢で預けている方もそこそこいらっしゃいました!悩んでいる方はとりあえず保育コンシェルジュに相談してみたり、園見学に行って先生に話を聞くと良いと思います。)
「0歳途中入園」は9月がギリギリ
0歳4月入園で枠が残っている園には、5月以降も徐々に0歳児が入園し、枠が埋まっていきます。
残念ながら、ここでも早生まれは不利になってきます。というのも、0歳児の空き枠はだいたい秋ごろに埋まってしまうことが多いからです。
実際にさいたま市の状況を見てみましょう。市のホームページには最新の状況しか掲載されていないのですが、保育コンシェルジュで面談した際にもらったものなど、古い資料も手元にあったので、0歳児空き枠の推移を表にまとめてみました。
令和5年4月には258人だったのが、8月には100人を切って67人になっています。
割合でみるとこんなかんじ。
9月ではギリギリ?1.8%ありますが、10月には1%を切ります。9月がデッドラインかなという感じです。ここを逃すと激戦の1歳4月入園になります。
上の2つの表は認可保育園のみ対象にしています。小規模園を含むと空き枠が増えますが、それでも10月以降は地域によってはなかなか厳しい印象です。
ということで、早生まれで確実に保育園に入園させたい場合、0歳9月入園(生後6〜8か月ほど)を視野に入れざるを得ません。
私は生後7か月で保育園に入れることになったのですが、個人的には1歳くらいまでは家で一緒に過ごしたかったので、結構辛かったです(泣)。
早生まれ、保活で不利にならないよう加点してほしいですね…
無職の保活、どう足掻いても点数が足りない問題
私は無職→就活&保活→仕事の採用決定→保育園入園申込→就労&入園の流れで保育園の入園を決めました。
保育園の選考は点数で決まります。「保育施設利用調整基準表」で点数を決めて、「保育の必要性」が高い人が優先的に保育園に入れるという仕組みです。なので、点数面で見ると当然フルタイム就労の方の点が一番高いです。
例えば、月に160時間以上働いていれば26点、64時間働いていれば17点です。じゃあ無職はどうなるかというと、求職中だと10点です。採用予定でも15点です…。
保育コンシェルジュの方に話を聞いたところ、合計点62点が入園可能な点数の大体の目安ということなのですが、この62点とは両親フルタイム+祖父母別居+育休中の合計点になります。
私は採用予定だったので、フルタイム夫婦の方とは同じ土俵に上がることすらできない点数でした。
なお、就労・採用予定の点数は、入園申込の締切時点(途中入園の場合、入園する前月の10日)で判断されるそうです。
せめて「採用予定」は就労予定時間に応じて点差をつけてほしい…
このためどう足掻いても点数が足りず、「だったら保育園に空きがあるうちに申し込むしかない!」という結論になりました。空きさえあれば点数関係なく保育園に預けられるからです(ただし入園後2か月以内に就労しなければなりませんが)。
余談:早生まれで育休が長いと色々ややこしくなる可能性
夫は育児休業中です。恥ずかしながら知らなかったのですが、育休をとっている場合は、入園から2か月以内に復職しないといけない仕組みになっています。
正確に言うと、2か月以内というのは「利用を開始した月の翌月内」です。保育園は毎月1日が利用開始日なので、例えば7月1日入園だと8月31日付の復帰がリミットということですね。
市町村によっては1か月以内だったりするようなので、さいたま市は比較的優しいようです!
夫はもともと11月1日復職の予定だったので、10月31日までに復職しなければならない9月入園の場合は休みが1日オーバーしてしまいます。そこで会社に相談したところ、復帰時期は保育園の入園時期によって調整させてもらえることになりました。
このようなことを考えると、育休を長くとるぞ!と思っていると、その分入園時期が遅くなり、保育園の空き枠がなくなる可能性があるということになりかねないような気もします。
もし夫の会社が復帰時期を変更してくれなかったらどうなっていたんだろう…?枠がほぼ残っていない10月入園に賭けるしかなかったんだろうか…
育休期間を話し合っていた妊娠中にはそこまで頭が回りませんでした。
現在妊娠中で、早生まれ予定かつご夫婦で育休を長めにとることを検討している方は、事前に復帰時期の変更の可否について確認しておいた方が良いかもしれません。
保活激戦区に住んでいる方は、妊娠中から保育園のことを調べて復職時期までイメージしておくのが理想ですね。でも妊娠・出産って何があるか分からないし、産後も子育てに対する考えが色々変わっていくので、なかなか難しいです…。
結論:9月入園にしました
という感じでいろいろと考えた結果、9月入園にしました。主な理由は以下のとおりです。
- 9月であれば娘は生後7か月になって、離乳食も進み、他人と触れ合う機会も増えてくる(多少慣れてくる)と考えたこと
- 去年の空き状況の傾向や最新の空き状況から、近くの保育園で空き枠が残る可能性があるのは9月がリミットであること(10月だと相当厳しい)
- 夫の育児休業復帰時期の変更が最小限で済んだこと(復職日を11月1日から10月31日に変更してもらいました)
本音を言うとかなり心苦しいし、寂しいです。私は本当はもっと長く家で一緒に過ごしたかったのですが、家計に余裕があるわけでもなく、この機を逃すと次いつ働けるか分からない状況だったので、「こうせざるを得なかった」という感じです。育休をちゃんと取れる会社に勤めている方は、育休延長も視野に入れてもっと計画的に動けるのではないでしょうか。
次回は「園を探す」です!
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