前回からの続きです。
9月(0歳7か月)に入園させることにした我が家。ある程度申し込みたい園の目星がついたところで、各園の見学をしました。
今回の記事では、園見学で気をつけたことと、「もっとこういうところを見ておけばよかった〜!」と後悔したところをお伝えします。
随時電話やメールで見学を受け入れている園が多いですが、中には説明会を開催するだけで個別の見学は受け入れていないところもあるようです。(あとで調べて知ったのですが、見学に消極的園は人手不足で余裕がない傾向にあるようです)
※あくまでも経験談ですので、間違いなどあるかもしれませんがご容赦ください。必ず区役所などに確認して手続きを進めてくださいね!
見学の心構え
特に3番目と4番目は、私の反省点です。
1.保育園への連絡の仕方
見学は園に直接連絡をして予約をするのですが、電話連絡の場合は平日の13時〜14時半くらいが良いようです。これくらいの時間は、園児たちがお昼寝をしていることが多いそう。
保育士さんたち、忙しいだろうし、ちょっとドキドキしました!
2.夫婦(+子)で見学しよう!
見学をして実感しましたが、保育園って本当にそれぞれで特色があります。公立の小中学校であれば否応なくそこに通うので、多少不満があってもあきらめがつきますが、保育園はなまじ選べてしまうので、後悔するポイントが出てくるかもしれません。(希望どおり通わせられるわけではないというのがさらに曲者…)
ですので、通わせてから不満が出てきたときに無用な対立を生まないためにも、できるだけ夫婦で一緒に見学して、認識をしっかりすり合わせておいた方が良いと思います。私が見学に行ったときもご夫婦で来られていた方も少なくなかったです。
夫婦で納得の上、順位付けをして申し込めるようにしておくのがいいと思います。
ちなみに我が家は、園までの道のり(危険度・所要時間)などで意見対立することが多かったです!
3.希望順位の一番低い園から見学しよう!
最初に「いい園だけど、ここには多分通わせられないだろうな~」という園に行って、慣れてから行くことをお勧めします。
私は事前の下調べで一番良いと思った園を最初に見学しました。「ここは間違いないだろうからとりあえず見に行ってみよう!」という安易な考えだったのですが、まだ私の保育園への解像度が低かったので思ったほど話を聞けず、見るべきポイントも全く分からないまま帰ってきてしまいました。
その後、別の園を見学していくにつれて園ごとの違いが分かるようになると、「第一希望の園ってこの部分はどうだったんだっけ…?」みたいなことが多発しました。
4.聞きたいことはしっかりまとめて、その場で解決しよう!
聞きたいことは園見学の前にしっかりまとめて、ためらわずにしっかり質問して、その場で解決できるようにしましょう。
なんとなくで終わらせると後悔します。あとからもう一度見てみたいと思っても、少しためらってしまいますよね。大体の園が見学の最後には「あとで気になることがあったら電話してくださいね~」と優しく対応してくれるのですが、再見学となると心理的ハードルが高いです…。
さらに入園が決まった後に「気づかなかった!」ということがあると結構大変です。見学の時点ではお客様の状態ですが、入園して保育士と保護者の関係になると、気になることがあっても言いづらくなってしまいます。
見学するときに特に確認したい(確認したかった!)ポイント
次に、見学するときに特に確認したい項目です。いろいろなサイトで「園見学チェックリスト」みたいなのがありますが、項目が結構多いですよね。園見学は時間も限られているので全てを質問することは不可能です。なので、以下の2点が大切かなと思います。
・まずはさいたま市子育てWEBや園の公式ホームページを必ず確認し、情報収集は済ませておく
・自分たちが保育に何を求めるのかをしっかり考えて、質問事項を厳選する
では、私が実際に確認したこと と、「確認しておけばよかった〜」と後悔したことを挙げていきます。
実際に確認したこと
- 通園ルート
- 送迎場所・方法(駐車場有無、駐車場の混み具合、ベビーカー預かり可否など)
- 持ち物の多さ(昼寝布団、おむつなど)
- 公園などに連れて行っているか
- 園児の制作物の様子
確認すればよかった〜と後悔したこと
- 登園時の親の準備
- 室内が整理整頓されているか、避難経路などの安全面、衛生面
- 先生の年齢構成、雰囲気(表情、身だしなみ)、子供への接し方(怒ってないかとか)
- おもちゃがそろっているか
- トイレのプライバシー
- 園児の安全確認
- 園児の過ごし方
以下、具体的に説明していきますね!
実際に確認したこと
1.通園ルート
毎日通わせる保育園、ルートの確認は重要です。自宅⇔保育園だけでなく保育園⇔勤務先のルートも確認しました。(時間がない時はGoogleストリートビューで脳内通園)
埼玉県は危険な道が多いので、子供と徒歩または自転車で通うことを想定して(実際は車での通園になる可能性もありますが)、歩道がちゃんとあるか、周辺の交通量が多くないかといった安全面の確認をしました。
あとは徒歩通園の場合、大人なら余裕の距離でも子供と一緒だと倍は時間がかかるようなので、通園時間もイメージしながら歩いてみました。
園までかかる時間については「時間がかかっても、良い園に通わせたい」「送迎ストレスを少なくして、その分自宅で心の余裕を持って育児がしたい」など色々考えがあると思うので、家族で話し合った方がよさそうです。
2.送迎場所・方法(駐車場有無や混み具合、ベビーカー預かり可否など)
徒歩通園の場合
歩いて通う園の場合はベビーカーや抱っこ紐を預かってもらえるかを確認しました。預かってもらえる場合でもベビーカーを屋内に入れておけるのか、野ざらしなのかといった違いもあります。
車通園の場合
駅から遠い園の場合は車で通うことも選択肢になりますが、当然送迎用の駐車場がないと困ります(そもそも駐車場がない園だと、車での送迎を断っているところも多いと思います)。
駐車場の有無はさいたま市子育てWEBの園のページに載っているところもあるので、検索して確認しておきましょう。
さいたま市子育てWEB、駐車場有無は大体載っているんですが、台数まで載ってるところは少ないです。あと、園公式HPにもあまり載ってない印象です。
また、送迎時の駐車場の混雑具合や、混雑した時にどうしているのかは聞いておきました。
駐車場があっても送迎ピーク時は満車になってしまい、路上で待機できず迂回を求められることもあるようです。
自転車通園の場合
自宅→保育園→保育園の最寄り駅→会社のルートで通勤するケースも結構あると思います。
この場合、子供を園に送った後はそのまま自転車をどこかに置いていかなければならないので、園の近く、あるいは園からの通勤ルート上に月極の駐輪場があるかどうかを調べました。
「月極の駐輪場はあるけど空きがギリギリ」ということもありました!空き状況も確認しておくとよさそう!
3.持ち物の多さ
保育園には思いのほか多くの荷物が必要です。(もっとサブスク導入されないかな)
毎日持ってくるものがどれくらいあるのか(着替え、タオル、おむつなど)、週ごとに持ってくるものはどうか(昼寝用の布団を親が持ってくるか、保育園がリースなどで用意してくれているか)など、園によってまちまちなので確認しました。
ちなみに、以前は使用済みのおむつを親が持ち帰らないといけないところが多かったようですが、最近ではだいぶ減っているようです。
4.公園などに連れて行っているか
近くの公園にどれくらい遊びに行っているかは聞いておきました。特に自宅がマンションや狭い戸建てだと、保育園での外遊びは貴重な機会です。
見学した園の中には、園庭は広いけど公園にはあまり行っていなさそうなところもありました。
最近は酷暑で散歩できない日も多いので広い園庭があるに越したことはないですが、個人的には公園にも連れて行ってほしいなと思っています。
公園に行っている保育園でも、行き先がしょぼい公園なのか、自然豊かな公園なのかによってもだいぶ違うと思います。
5.園児の制作物の様子
園では塗り絵やちぎり絵など色々な制作をしますが、制作物が飾られているか、飾られているとしてそれがどんなものかを見ました。画一的なものだったりすると先生が手伝ってあげているのかなという感じがします。
先生の苦労が偲ばれますが、親としてはやっぱり子供が主体的に作っていてほしい気持ちがあります。
確認すればよかった〜と後悔したこと
次に、申込書類を書く段になって「やっぱあそこもうちょっと見とけばよかったな〜」と思った点です。
1.登園時の親の準備について
登園時、入り口で子の受け渡しのみで終わる園もあれば、親が教室内のロッカーに行って持ち物を整えてあげる必要がある園もあるようです。
預けるときに時間がかかるのがデメリットですが、その反面、園の様子が毎日わかるというのはメリットになるかと思います。好みが分かれるところですね。
2.室内が整理整頓されているか、避難経路などの安全面、衛生面
おもちゃや事務用品など、物の管理の仕方は子供への接し方にも通じるところがあると思いますし、衛生面の心構えにも通じるところがあると思います。
あまりに片付いてないと、人手不足で大変なのかも?とか思ってしまいますよね。
地震や火事や大雨のときなどの避難場所も見学時に見ておけばよかったなと思います。固定されていない背の高い家具があるとか、非常口の近くに段ボールが積まれているとか…
特に最近は異常気象で豪雨が多いですし、地震も心配なので、確認しておけばよかったです。
3.先生について(年齢構成、表情や身だしなみ、子供への接し方)
若い先生ばかりだと経験不足が心配だし、ベテランばかりだと古い考えで保育してそう…といったイメージがあります。
もちそんそういう先生ばかりではないと思いますが、年齢構成のバランスが良いに越したことはないと思います。
また、説明してくださる先生の雰囲気や、先生の人間関係についても見ておいたほうがいいと思います。
ある園では駐車スペースでたまたま先生たちの愚痴を耳にしてしまい、「あっ、ギスギスしてる…」と思いました。ただ、ギスギスしているかどうかは見た目には分からないので、勘に頼るところも大きそう。
それから、先生たちの表情や身だしなみ(大きめのピアス・爪の長さ・香水がキツいなど)も、確認した方が良かったな〜と思います。
また、何か指導しているときに「叱っている」のではなく「怒っている」感じになっていないか、見学の短い時間だと確認も難しいですが、そういう場面に遭遇できたらラッキーかもしれません。
4.おもちゃが揃っているか
赤ちゃんの人形や手作りのものなど、沢山のおもちゃのある園に見学に行った際、「おもちゃが揃っていますね!」と何気なく言ったら、先生がおもちゃに対する考えや狙いを説明してくださったことがあります。
その後の園見学ではおもちゃについてあまり確認しませんでしたが、おもちゃに対して考えがしっかりしている園は、きちんとした園なのだろうなと思います。
5.トイレのプライバシーは配慮されているか
乳幼児とはいえ成長につれて羞恥心やいたずら心が芽生えてきますので、プライバシー(特に男女間のプライバシー)の確保がどうなっているのかなどを確認した方がいいと思います。
保育園のトイレは安全管理上、壁がなかったり低かったりしますので、どのような仕切りがついていて、どういう使い方をしているか、先生の見張りなどはあるか、気になる方は聞いておきましょう。
6.園児の安全対策
SIDS(乳幼児突然死症候群:何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る原因のわからない病気)の対策が取られているかの確認です。
今の時代、どこの園でもしっかりやっていると信じて特に聞きませんでしたが…それでも聞いておけばよかったです。
特に0歳入園の方は気になるところかと思います。対策の内容はもちろん、答え方次第で安心できる園かそうでないかが分かれそうです。
7.園児の過ごし方
私は娘が生後5~6か月のときに保育園見学をしたのですが、実際に入園したのは7か月で、現在は8か月です。
5か月の頃はまだ寝返りをするのみで可動範囲が1m未満だった娘も、今やハイハイで縦横無尽に動き回るようになりつつあります。
園見学時はこの「著しい成長スピード」が全然頭にないまま見学したので、見学時にはあまり意識しなかった安全面などが入園後に気になってきてしまいました。(例えば、床は転んでも安全になっているかなど)
なので、自分の子と同じ月齢の子のみならず、ちょっと上の子たちの過ごし方も自分の子に置き換えて想像しながら見学すると、視点がもっと明確になってくるのかもしれません。
まとめ
全部完璧に確認するのは無理だと思いますので、自分なりに要点を絞って後悔のないように見学しましょう!
ちなみに、後悔ポイントについては、電話で聞ける部分については後日連絡して確認しました。お忙しいところ申し訳ない…
あとは直感と自分の好みです!結局のところ子供を通わせたいと思うかどうかが最後の決め手になると思います。
私自身は気力体力がないのがコンプレックスで人生で苦労しているところでもあるので、外遊びを沢山してくれそうなところを第一希望の園にしました!
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